診断と治療について

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前立腺癌の診断・治療

 

 前立腺癌を診断する為の経直腸的前立腺生検は年間約300例行っております。過去のデータを解析し、最適な世間部位と本数を割り出し、経直腸的に14カ所18本生検を施行しています。痛みや合併症予防の為に2泊3日で入院して頂き、麻酔下に行い、癌の検出率は50%、特にPSAが4-10ng/mlのグレイゾーンの成績は秀でています。早期癌の治療として、手術療法、小線源療法、外照射療法、ホルモン療法、無治療経過観察など、患者様毎に至適治療を選択して頂いています。手術療法においては、全国でも早期の2000年に腹腔鏡下前立腺全摘術を導入し、現在では約600例の実績があります。手術支援ロボットダヴィンチ(da Vinci)も2013年より導入し、長年培った腹腔鏡下手術同様に安全かつ有効な治療として実践しております。又、密封小線源療法においても2006年4月よりを開始しており、年間約50例の治療を行なっております。
  局所進行癌(臨床病期C)に対する治療は、ホルモン療法+外照射療法を中心とした治療にて良好な成績を得ております。転移性前立腺(臨床病期D)に対しては、ホルモン療法(CAB療法)を中心とした治療を行ないます。去勢抵抗性前立腺癌の患者様にも、第2世代ホルモン治療薬(エンザルタミド, アビラテロン)や、化学療法(ドセタキセル, カバジタキセル, ミトキサントロン)を用いた治療を施行しています。前立腺癌の骨転移に対する治療としては、デノスマブ, ゾレドロン酸を用いた集学的な治療を施行し、疼痛緩和においては、当院緩和医療チームと連携を取りながらの診療をさせて頂いています。


腎癌の診断・治療

 

 腎臓には良性と悪性の腫瘍(しゅよう)が発生します。最も多いのは中が液体で満たされた良性腫瘍の腎嚢胞(のうほう)です。いろいろな細胞で満たされている腫瘍のほとんどは悪性腫瘍で、その約90%は腎がん(腎細胞がん)です。腎血管筋脂肪腫という良性の腫瘍が発生することもあります。
  腎がんの治療の第一選択は手術療法ですが、腎臓ごとがんを取ってしまう根治的腎摘除術と、がんのみを取る腎部分切除術があります。当科では積極的に腎部分切除術をおこなっていますが、がんの大きさ、位置、患者さんの状態、希望などにより手術の方法を決めていきます。

 がんが腎臓だけでなく、ほかの部位にも転移した場合でも、腎摘除術がおこなわれることが多いです。すべて取り切れない場合や、すべてのがんを取り除いても再発した場合は分子標的治療薬を用いて集学的に治療しています。


尿路癌の診断・治療

 

 筋層非浸潤性膀胱癌(従来でいう表在性膀胱癌:NMIBC)に対しては、標準治療方に準じて、経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)と術後膀胱内免疫療法にて治療を行っております。また筋層浸潤性膀胱癌(MIBC)に対しては、膀胱温存を希望される方には、経尿道的膀胱腫瘍切除術による完全切除(complete TUR)・全身化学療法・膀胱内免疫療法を併用(multimodality)にて膀胱を摘出しない治療を行っております。標準的な、術前化学療法(Neoadjuvant chemotherapy)併用・膀胱全摘術拡大リンパ節郭清も行っております。ご相談ください。当院の経尿道的膀胱腫瘍切除術は、完全切除(Complete TUR)の概念にて行うため、他施設より多少入院期間が長くなることがあります(1週間前後)。年間150例以上施行しております。上部尿路癌では、術前化学療法から腹腔鏡下腎尿管全摘を中心に、上部尿路上皮内癌においては、尿管ステントによる腎温存治療も行っております。


腹腔鏡下手術

 

 2000年より腹腔鏡下前立腺全摘術、その後、腹腔鏡下根治的腎摘除術や腹腔鏡下腎尿管全摘膀胱部分切除術を早期より導入しており、腎腫瘍および上部尿路腫瘍に対する手術のほとんどを腹腔鏡下で行っております。また、腹腔鏡下前立腺全摘術は今まで700例の実績があり(図1)、最近の平均手術時間は2時間30分前後となっています。また、良性疾患に対しても 腹腔鏡下腎盂形成術など、積極的に腹腔鏡下手術を行っています。

所在地・ご連絡先

〒113-8603
東京都文京区千駄木1-1-5
電話:03-3822-2131(代表)
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