アレルギー専門外来

接触皮膚炎(かぶれ)、薬剤アレルギー、金属アレルギー、食物アレルギーなどの原因を調べるために、さまざまな検査を行って原因物質を探し出し、治療を行います。


アレルギーの原因となる物質は、植物、金属、化粧品、薬剤、食物、家庭内にある商品、職場で使う原料や薬品などさまざまです。


症状に応じて、パッチテスト、プリックテスト、内服テストなどの検査を行います。
原因を探し出すのはなかなか困難で時間がかかることが多いのですが、再発を防ぐためには重要な検査です。なお、原則として保険診療で行います。

 

アレルギー専門外来で取り扱う疾患

1.接触皮膚炎(かぶれ):
接触皮膚炎(かぶれ)は、原因となる物質に接触してから1~3日後に、接触した部分の皮膚が赤くかゆくなり、腫れてきたり水ぶくれを起こしたりします。原因は植物や化粧品、塗り薬、貼り薬、目薬、消毒薬、金属などが多いのですが、身の回りにある思わぬ物が原因となることもあります。


接触皮膚炎ではかぶれの原因物質を探し出し、その使用を中止し接触を避けることが大切です。したがって、原因検索のために後述のパッチテストを受ける必要があります。「原因なんかどうでもいい。治ればいいんだ!」とおっしゃる方は、当科を受診される必要は無いでしょう。治療は、弱い治療薬だとなかなか良くならないことが多いので、強めのステロイド外用薬などを用いて短期間で治療を行ないます。

 

2.薬剤アレルギー:
薬剤アレルギーは、薬が原因となっておこる病気で、発疹、発赤、かゆみといった皮膚の症状が起きます。皮膚以外にも、肝臓や腎臓などの内臓や呼吸器や胃腸にも影響が現れることがあります。


薬を使用中または使用してから1週間以内に今までに無かった発疹が生じたり、新しい薬を使い始めて4~5日経ってから発疹が生じたり、薬を使用中に風邪の症状が先行した後に発疹が生じた場合などに薬剤アレルギーを疑いますが、中には10年以上使用していて全く問題の無かった薬で、ある日突然アレルギーを生じたり、市販薬や漢方薬、ビタミン剤などでアレルギーを生じる場合もあります。また、内服薬や注射薬だけでなく、貼り薬や座薬、目薬、検査薬でもアレルギーを生じることがあります。


発疹、発赤、かゆみといった皮膚の症状だけのことが多いのですが、原因薬剤を中止できなかった場合は、発疹が全身に拡がったり、口や目、外陰部の粘膜にも皮疹を生じたり、高熱を来たしたりして、命にかかわることもあり、決して軽く見てはいけません。


薬剤アレルギーを疑った場合は、原則として全ての薬剤を中止する必要があります。沢山の薬を使用している場合は、どうしても止められない薬以外は中止するか、今まで使用した経験のない新しい薬剤に変更する必要があります。


皮疹が軽快したら、どの薬が合わなくなったのか確認することが大切です。そのためには、後述のパッチテスト、プリックテスト、内服テストを受けて下さい。患者さまの血液と疑わしい薬を反応させる、「薬剤によるリンパ球刺激試験(DLST)」という簡便な検査もありますが、精度がやや低い傾向があります。

 

3.金属アレルギー:
通常、金属そのものは身体に対して無害なものですが、汗や唾液などの体液によってイオン化した金属が体内に取り込まれ、体内のタンパク質と結合するとアレルギー反応を起こすことがあります。金属アレルギーは金属に接触してからすぐに症状がでることが少ないので、原因が金属とは知らず悩む方も多いようです。ピアスやネックレスなどによる接触皮膚炎から原因に気付くこともあります。このような場合には、装飾品だけでなく歯の詰め物や食品などを見直すことが必要です。

 

4.食物アレルギー:
食後数分から数時間経って、蕁麻疹や腹痛、下痢、クシャミ、鼻水、セキが止まらないなどの症状が出た場合は、食物アレルギーを疑う必要があります。「いつもと同じ食事で、特に変わったものは食べていない。」とか「刺身や青魚を食べたから、きっとこれが原因に違いない。」などと言う患者さまが多いのですが、中には「食べ物を飲み込む前から口の中がかゆくなった。」、「食後直ぐに運動したら気分が悪くなった。」などと訴える患者さまもいらっしゃいます。卵、ソバ、魚など昔から知られていた食物アレルギーのほか、近年ではフルーツ、ナッツ、高級食材、輸入食材などによるアレルギーも増えてきています。


患者さまから詳しくお話を伺い、血液のIgEというアレルギーに関係するタンパク質を調べたり、後述のプリックテストや誘発テストなどを行ったりして原因食物を検索します。

 

アレルギー専門外来で行う検査

1. パッチテスト・スクラッチパッチテスト:
接触皮膚炎(かぶれ)や薬剤アレルギー、金属アレルギーなどの原因を調べるための検査です。原因として疑いのある物をご持参頂くか、当科で用意した試薬を用いて検査をします。検査用絆創膏に原因として疑いのある物質を染み込ませ、背部や上腕などに2日間貼って、皮膚が赤くなるかどうかを判定します。判定は2日後、3日後、7日後に行いますので、数回通院して頂くことになります。

 

2. プリックテスト:
薬剤アレルギーや食物アレルギーなどの原因を調べるための検査です。専用の短い針で皮膚を刺して、疑わしい物質をつけて15分後、30分後、1時間後に皮膚の状態を判定します。症状が強い場合は、安全のために入院して検査を行う場合もあります。

 

3. 内服テスト、誘発テスト:

薬剤アレルギーや食物アレルギーなどで、他の検査と組み合わせて行うことがあります。原因として疑いのある薬剤や食物を微量から内服し、徐々に量を増やしていき、症状が再燃するかどうかを確認する検査です。症状が強い場合は、安全のために入院して検査を行う場合もあります。

 

担当医

藤本 和久 准教授

真弓 暢子 医員

福本 瞳 医員

岡崎 静 医員

 

     
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