当科の不妊症診療

不妊治療とは

不妊症とは、日本産科婦人科学会用語委員会の定義によると、「生殖年齢の男女が妊娠を希望し、ある一定期間、性生活を行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない状態」をいうとされています。一般的には、「特に避妊をせずに性生活を送っていて、2年以上妊娠しない」場合を不妊症と呼びます。日本では10組に1組のご夫婦が何らかの原因(赤ちゃんができるまで)により“不妊症”であると言われています。実際、現在の日本における不妊治療の施設は登録されているだけでも700施設以上にものぼり、日本産科婦人科学会の報告によると、2003年度に体外受精などの生殖補助医療により誕生した赤ちゃんは約17400人で、これは当該年度の総出生児数の1.6%(65人に1人)あたります。人工授精などの一般不妊治療を含めるとその数は更に多く、“不妊症”が決して珍しくはないことがお分かり頂けると思います。

 

当科は不妊症だけのクリニックではありません
  • 大学付属総合病院のなかにあります
    高度生殖医療まで行わなくても、不妊原因を手術で取り除いたり(内視鏡外科)、排卵を人工的に起こす薬の使用により妊娠に至る患者さんは、たくさんいらっしゃいます。
    産婦人科領域以外の疾患をお持ちの方でも、他診療科があるので、安心してご来院頂けます。全身をケアしながらの不妊治療が可能です。総合病院ならではの治療というと・・・例えば癌が発見され化学療法を受ける場合、ダメージを受ける前の卵子や精子を凍結保存しておくことができます。治療後に妊娠を希望された時、癌治療の主治医と相談しながら不妊治療を進めることもできます。
  • 外科的な不妊治療を行っています
    内分泌(ホルモンの分泌など)異常による不妊原因以外でも当科にて治療を行うことができます。子宮内膜症や子宮奇形が不妊原因と思われる場合には、積極的に手術を行っています。子宮内膜症と思われても実際には悪性腫瘍が隠れていることもあるので、薬物療法や体外受精による治療だけでなく個々の症例を見極めて手術を行っています。(内視鏡外科)
  • 妊娠したら、妊娠管理・分娩まで
    また、妊娠が成立した場合の妊娠管理から分娩までは産科にて対応しております。三つ子に関しては、より専門性の高い病院を紹介致します。不育歴がある方についても不育症治療に関する十分な実績を有する当科でフォローアップすることができます。
  • 生殖医療専門外来について
    不妊症診療部門を、中央棟5階のリニューアルしたエリアにて『生殖医療外来』として新たにスタート致しました。タイミング指導などの一般不妊治療から、体外受精をはじめとした高度生殖補助医療までを専門に診療する独立したエリアです。
    診療体制は、生殖医療専門医を中心に、産科婦人科学会専門医、胚培養士、不妊症看護認定看護師とともにチーム医療を行っております。
    内視鏡技術認定医、周産期専門医もチーム内におりますので、必要な症例には腹腔鏡下手術や子宮鏡手術を提供し、妊娠成立後の分娩管理も自施設で引き続き行えるなど、生殖医療を必要とする患者様のトータルサポートが可能となっております。

  

目次
  1. 不妊症かな?と思ったら
  2. 赤ちゃんができるまで
  3. 病院に行ってみよう
  4. 治療方法その1(一般不妊治療)
  5. 治療方法その2(高度生殖補助医療)
      A. 体外受精(媒精法)
      B. 体外受精(顕微鏡精法)
      C. 体外培養(受精と発生の確認)
      D. 胚移植
      E. 二段階敗移植法
      F. アシステッドハッチング
      G. 凍結保存
      H. 体外受精のリスク
  6. 当科の成績
  7. 診療にかかる費用について
  8. 体外受精の説明会について
 
診療科目

所在地・ご連絡先

〒113-8603
東京都文京区千駄木1-1-5
電話:03-3822-2131(代表)
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